むくみ解消を目指す!おすすめの漢方7選を徹底解説!
この記事はこんな方にオススメ!
- むくみに悩んでいる方
- 根本的にむくみを解消したい方
- 保険適用内で漢方専門の女性医師に相談したい方
- いろいろな対策をしているのにむくみが解消しない方
女性の多くが経験している「むくみ」。
血行不良、塩分の摂りすぎなど、むくみの原因はさまざまですが、そんなむくみを効果的に改善する方法として、
「漢方薬」が注目されています。一般的な対策のほかに生薬の力を借りることは、根本的なむくみの解消に効果的です。
本記事では、むくみの原因や漢方薬の効果について詳しく解説します。
- 1. むくみの主な原因や症状
- 1.1. 女性に多い具体的なむくみの原因
- 1.2. むくみが美容面に与える影響
- 2. 漢方医学からみたむくみ
- 2.1. 水の巡り
- 3. むくみに効果的な漢方薬
- 3.1. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 3.2. 五苓散(ごれいさん)
- 3.3. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
- 3.4. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 3.5. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
- 3.6. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
- 3.7. 六味地黄丸(ろくみじおうがん)
- 4. 漢方の選び方と注意点
- 4.1. 自分に合った漢方の選び方
- 4.2. 体質診断の重要性
- 4.3. 体質診断の方法
- 4.4. 漢方専門の医師が担当するオンライン診療の利点
- 4.4.1. 1. プライバシーが守られる
- 4.4.2. 2. 医師による丁寧な診察、適切な処方
- 4.4.3. 3. 時間の有効活用
- 4.4.4. 4. 料金
- 5. まとめ
むくみの主な原因や症状
女性に多い具体的なむくみの原因
むくみは体内の水分バランスが崩れることによって生じます。病的なむくみ症状を除いて、
特に女性はホルモンバランスの変化や血流の滞り、食生活の乱れなどがむくみの原因になりやすいと言われています。このような症状の解消にも漢方薬は有効です。
- ホルモンバランスの変化
月経周期、妊娠、更年期など、ホルモンバランスの変化がむくみを引き起こすことがあります。
特にエストロゲンの増加は、体内に水分を保持しやすくします - 血行不良やリンパの滞り
筋肉量の低下、運動不足、冷え。
長時間座ったままや立ちっぱなしの状態が続くと、血液やリンパの流れが悪くなり、むくみが生じることがあります - 食生活の乱れ
塩分や炭水化物の過剰摂取は体内の水分バランスを崩し、むくみを引き起こすことがあります。アルコールの摂りすぎの場合も影響します。
むくみが美容面に与える影響
むくみは、美容面においても様々な問題を引き起こします。特に顔や脚に現れるむくみは、多くの方にとって気になるポイントではないでしょうか。
- 顔のむくみ:朝起きたときに感じる顔のむくみは、多くの女性にとって悩みの種ではないでしょうか。顔がむくむと、目が腫れぼったくなり、顔が大きく見たり、使えれている印象に見えることもあります。
- 脚のむくみ:長時間座りっぱなしや立ちっぱなしの状態が続くと、脚がむくみやすくなります。脚がむくむと、ボトムスや靴がきつく感じられ、スタイルが崩れる原因となります。
- 肌の質感:むくみにより、肌の張りや弾力が低下し、老けた印象を与えることがあります。これにより、化粧のりが悪くなるなど、美容面での悩みが増えることがあります。
漢方医学からみたむくみ
水の巡り
漢方医学では、「水」の流れが停滞した「水滞(水毒)」の状態になると、むくみが起こると考えます。
ほかには、水の代謝をつかさどる「腎」の働きが低下した「腎虚(じんきょ)」や、気の流れが滞り水分がうまく循環しない「気滞(きたい)」、体内に湿気と熱が多く、代謝水分が高まる「湿熱(しつねつ)もむくみの原因と捉えます。
むくみに効果的な漢方薬
漢方薬の中には、血の流れを良くし、体内の水分の偏りを調整する効果があるものもあります。以下の漢方薬は、むくみの症状を解消するおすすめの漢方薬です。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血虚水滞(けっきょすいたい)の方に。
冷え、貧血がある方、血行促進と利尿作用があるため、特に女性の冷え性や月経不順、むくみ改善に効果があります。
五苓散(ごれいさん)
水滞(すいたい:体に含まれる「水(津液)」がうまく働いていない状態)の方に。
水分代謝を良くし、体内の余分な水分を排出することで、むくみを改善します。特に急性のむくみに効果が期待できます。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
気虚(ききょ:疲れやすい、気力がない、手足が冷える)、水滞の方に。
利尿作用があり、体内の余分な水分を排出する効果が期待できます。
むくみの他にも、肥満体質の改善に役立ちます。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
瘀血(おけつ:「血」の流れが悪い状態)の方に。
血行不良や体内の水分代謝の乱れによるむくみに効果が期待できます。
特に下半身の冷えやむくみを改善するのに役立ちます。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
冷えによる気滞(きたい:「気」の巡りが悪い状態、交感神経が優位など)の方に。
温めて体全体の巡りを良くし、体内の余分な水分を排出します。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
裏熱(りねつ:体内深部の隠れた熱が滞っている)、内臓脂肪タイプの方に。
体内の余分な水分や老廃物を排出し、新陳代謝を促進するのに役立ちます。
むくみ解消だけでなく、肥満や便秘の改善にも効果が期待されます。
六味地黄丸(ろくみじおうがん)
腎虚(じんきょ)の方に。
泌尿生殖器機能の低下、下肢運動機能の低下
※ご注意ください
漢方の成分は自然由来のものですが、西洋薬と同様に副作用があります。
また体質や症状に合わせたり、季節によってお薬を変更するなど適切なものを選ぶことが重要です。専門の医師に相談のうえ、適切な処方を受けましょう。
漢方の選び方と注意点
自分に合った漢方の選び方
漢方は、自然の力を利用して体のバランスを整える伝統的な医療方法です。
しかし、誰にでも同じ効果があるわけではありません。実際に「漢方はじっくり時間をかけて体質改善を行う」というイメージを持っている方が少なくありません。もちろん、そのようなこともありますが、自分に合った漢方の場合は基本的に速効性があります。(※病状によって異なります)
それには以下のポイントに注意することが重要です。
体質診断の重要性
漢方では、人それぞれの体質や症状に合わせて治療を行います。
例えば、冷え性の方には体を温める漢方、逆に熱がこもりやすい方には熱を取り除く漢方が処方されます。そのため、症状や体質を正確に把握することが漢方選びの第一歩です。
当院の診察前WEB問診でお困りの症状以外にも複数の質問があるのは、自覚症状の確認や、体質や全身のバランス状態を知る上で大切なためです。
体質診断の方法
- 問診:症状や生活習慣について詳しくお伺いします
- 舌診:舌の色や形、苔の状態から体の状態を判断します
- 脈診:脈の状態から、体のバランスを確認(対面診療のみ)
- 腹診:腹部を触って患者の健康状態を診る(対面診療のみ)
漢方専門の医師が担当するオンライン診療の利点
1. プライバシーが守られる
人には話しづらい女性特有のお悩みや症状についても、安心してご相談ください。
オンライン診療では、自宅などプライバシーを確保した状態でオンライン相談ができます。特にデリケートな内容や個人的な悩みを安心して話すことができます。
2. 医師による丁寧な診察、適切な処方
木の香往診クリニックのオンライン診療では、漢方専門の女性医師が在籍しており、診察時間は15分~30分しっかりとお話しをお伺いできるよう長めに設定しております。
むくみの他にも女性特有のお悩み(月経不順や更年期障害、妊娠中の体調管理など)について専門的な知識を持った医師が担当します。
相談することで適切な診療・処方を受けることができます。
3. 時間の有効活用
オンライン診療は、通院の移動の手間を省くことができ、忙しい日常生活の中でも時間を有効に使うことができます。
子育て中の方や仕事が忙しい方、近くに漢方専門の病院がない場合でも、隙間時間を利用して診療を受けられるのは大きな利点です。
当院のオンライン診療はスマホだけでも完結できるようになっています。詳しいオンライン診療の流れは、こちらでご確認ください。
4. 料金
料金面は、治療を続ける中で気になる点ではないでしょうか。
当院のオンライン診療は保険適用のため、高額になることはなく安心して利用いただけます。
💡当院のオンライン診療は、保険証が使えます
- 診察料:初診2,200円、再診1,430円(※3割負担の場合)
- システム利用料:1,000円(税込み)
まとめ
女性のむくみ改善には、漢方薬が有効な手段の一つです。
体質や症状を正確に判断し、適切な漢方薬治療を始めるために、気血津液、五臓六腑など全体を把握している日本東洋医学会漢方専門医が在籍する医療機関で受診することはとても重要です。
木の香往診クリニックのオンライン診療は、女性医師のためプライバシーが守られ安心して診療を受けることができます。
また診察も処方も保険適用のため、料金面でも安心して受診いただけます。
自分に合った漢方で、むくみのない快適な生活を手に入れましょう!