春の不調を東洋医学で整える|イライラ・不眠に効くおすすめ養生ドリンク

漢方でよく使われる菊花とクコの実|春のセルフケアに人気の組み合わせ

春は「なんとなく不調」を感じやすい季節。

暖かな陽気が心地よい季節なのに、なぜでしょうか?

このコラムでは、東洋医学の視点からみた春の不調の原因と対策と、春におすすめな手軽に作れる養生ドリンクをご紹介します。

東洋医学からみる、春のからだ

春は「肝」の季節

東洋医学の考え方では、春は「肝(かん)」の働きが活発になる季節とされています。

気温の上昇とともに、体内の「気(エネルギー)」も上へ上へと向かい巡りやすくなるため、体のバランスが崩れやすくなるのです。

肝のエネルギーが過剰になると?

「気(エネルギー)」の流れが滞りやすくなり、自律神経の乱れや情緒の不安定さにつながります。

「肝」は“気”や“血”の流れをスムーズに保つ役割があるため、春は意識して肝のバランスを整えることが大切です。

💡まとめ

  • 気が過剰に上昇するとめぐりが偏り全身のバランスが崩れる
  • ストレス反応や自律神経の乱れを引き起こし、不調が現れやすくなる

春に起こりやすいプチ不調は?

新生活の緊張やストレス、寒暖差も相まって、下記のような不調を感じる方が多くなります。

  • イライラ
  • 不眠
  • 頭痛・めまい
  • 腰痛
  • 首・肩こり・腰痛
  • 目の疲れ

春におすすめの養生ドリンク

「菊花(またはカモミール)」×「クコの実」 を組み合わせたドリンクで、春の上昇しすぎた気を落ち着かせプチ不調を和らげます。

気分もスッキリするのでおすすめです!

材料(1杯分)

  • 菊花茶(またはカモミールティー)…ティーバッグ1-2包
  • クコの実 … 10粒程度

作り方

  1. カップにティーバッグを入れ、熱湯を注ぐ。
  2. クコの実を浮かべ、3~5分ほど蒸らす。
  3. 飲む前にクコの実はそのまま食べてOK。

・余裕があれば、ティーバックとクコの実を一緒に煎じてもOK!

注意:キク科アレルギーの方、妊娠中の方はご利用をお控えください。

ゴールデンウィーク前の薬チェック

「漢方内科」・「アレルギ花粉症外来」は、カレンダー通りの診療です。

連休前後は、診察・薬局が混み合いますので、診察をご希望の方は、お早めにご予約ください。

担当医のご案内

昨年まで担当していた医師は退職しており、現在は 漢方専門の女性医師3名 が診療を担当しています。

漢方の専門的な知識と豊富な臨床経験をもつ医師が、東洋医学の視点であなたの不調に寄り添い最適な処方をご提案しております。

まとめ

春の体調は、自分でも気づかないうちに乱れがちです。

「なんとなく調子が出ない」と感じたら、東洋医学の知恵を取り入れてみてください。

ご自身のペースで心身ともに体調を整えながら、引き続き心地よい春をお過ごしください。

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