イライラを漢方薬で整える!タイプ別おすすめ10選【スマホで相談OK】

イライラやストレスを感じている表情の女性のイメージ写真。
感情の乱れやホルモンバランスの変化に悩む症状を漢方治療で整える方法を解説。

この記事はこんな方にオススメ!

  • イライラに悩んでいる方
  • 手軽に漢方治療を始めたい方
  • 市販の漢方薬では変化がなかった方
  • 保険適用でオンライン診療を受診したい方
  • 専門の診療科で受診(検査)をしても改善しなかった方

ストレスが多い現代社会では、イライラや不安を感じることが増えています。

実際に、「イライラ 漢方」という組み合わせで検索されることも多く、東洋医学では、心と体のバランスの乱れがイライラの原因と考えアプローチします。

イライラ症状や、体質に合った漢方薬で根本からの改善を目指すことができます。

本記事では、イライラに用いる漢方薬や、東洋医学の視点などをわかりやすく解説します。

目次

東洋医学の視点からみたイライラ

漢方治療では、さまざまな症状は 体内のバランスの乱れ によって引き起こされると考えます。

東洋医学では、イライラにどのように向き合うのか解説します。

 気血水の乱れがイライラに与える影響とは?

「気・血・水」のバランスを表した解説イラスト。東洋医学(漢方治療)でイライラの不調を体質から捉える際に用いられる三要素の図解。

東洋医学では、 体のエネルギー(気)、血液の巡り(血)、水分バランス(水) の調和が健康を維持するために重要とされています。

これらの乱れが イライラや情緒不安定の原因 になると考えます。

気滞(きたい) – ストレスが多く、気の巡りが滞ることでイライラしやすい(ため息が増える、怒りっぽい)

血虚(けっきょ) – 血の不足により、心が落ち着かず不安になりやすい(顔色が悪い、眠りが浅い)

水滞(すいたい) – 体内の水分バランスが崩れ、むくみや倦怠感とともに気分が不安定になる(頭が重い、めまいを感じる)

💡「気・血・水」のバランスを整えることで、イライラしにくい心身を作ることができます。

 東洋医学の五行とイライラのつながり

木・火・土・金・水の五つの要素が相互に影響し合う様子を示した五行説の図解。東洋医学(漢方治療)で体と心のバランスを説明する際に用いられる図をイライラ症状に当てはめ解説


五行とは、自然界の5つの要素 「木・火・土・金・水」 をもとに、体の機能を分類する考え方です。
五行(ごぎょう)関係する臓器イライラの特徴
木(肝)ストレス・情緒の調整怒りっぽく
些細なことでイライラしやすい
火(心)血流・精神の安定のぼせや顔のほてりとともにイライラする
土(脾)消化機能・エネルギー倦怠感や気分の落ち込みを感じる
金(肺)自律神経・呼吸落ち込みやすく、メンタルが不安定になりやすい
水(腎)生命力・ホルモン疲れやすく、無気力でイライラすることが多い

💡五行のバランスを整えることで、イライラを和らげストレスに強い体質を作ることができます。

イライラに漢方治療が選ばれる3つの理由

1. セルフケアだけでは限界
  → 身体の内側から気持ちを安定させる

2. 自然由来の成分
  → 長期的に服用しやすい

3. 西洋薬が苦手な人に
  → 精神安定剤が効きすぎるまたは、なるべく使いたくない人にもおすすめ

漢方治療とは?西洋医学との違い

漢方治療
(当院で行う保険診療)
一般的な薬物治療
目的健康状態のズレが整えるため、心身全体の状態にアプローチ症状を速やかに抑える
特徴ストレスに負けにくい心身を作る症状を抑える
対応症状が同じでも、人により薬が異なる症状に応じた薬を処方(例:抗不安薬、精神安定剤)

漢方の基本原則:個々に合わせた治療

漢方治療の最大の特徴は、「個々の体質や症状に合わせた治療です。

西洋薬との違いの一つとして、漢方薬は同じ症状でも処方する薬が異なる場合があります。

そのため当院では、一人ひとりに最適な漢方薬を提案ができるよう漢方専門の医師が経験や知識を活かし東洋医学の視点による診療を行っております。

症状の原因は人それぞれ異なるため、標準的な薬が効果を発揮しないケースもありますが、漢方の場合は、全身の状態を整えることで根本から症状を改善することが期待できます。

漢方の魅力:心身全体を整え、未病も防ぐ

漢方治療はイライラ症状だけでなく、体全体のバランスを整えることを重視します。

例えば、疲労感や睡眠不足、冷え性など、イライラと関連する他の不調も同時に改善を目指せる点が大きな魅力です。

また、 「未病(みびょう)」=病気ではないが体調がすぐれない状態 に対応できるのも特徴の一つです。

頭痛や冷え、疲れやすさ、肥満など 「なんとなく不調」 を感じる段階から体質を整え、悪化を防ぎ、健康維持や予防にも最適です。

 漢方に速効性はない?

漢方薬は、変化を感じるまでに時間がかかるイメージを持っていませんか?

もちろん、そのような効果を持つ漢方もありますが、基本的に漢方薬には速効性があります

漢方薬は、西洋薬と異なり症状や全身状態に合わせて処方を行うため、特に服用した漢方薬が合っている場合は早ければ数分、遅くても数日で何かしらの身体の変化を実感できるものがほとんどです

(治療が困難な病気の場合等は、数力月かかることもあります)

✅ 即効性を期待できる例
・「気滞」によるイライラは、 服用後30分~数時間で気分が落ち着くこともある
・「水滞」のむくみや倦怠感は、 数日で軽くなることが多い
・「瘀血」や「血虚」が原因の慢性的なイライラは、 1~3ヶ月の継続で改善が期待できる

市販の漢方薬と処方薬の違い

ドラッグストアなどで市販される漢方薬と、病院で医師に処方される漢方薬の違いをご存知でしょうか。

同じように見える市販薬と処方薬ですが、実は明確な違いがあります。

市販の漢方薬と処方薬の違いのひとつは、含まれている生薬の成分量です。

  • 市販薬 → 手軽に購入できるが、成分の配合が一般向けに調整されていて50~80%と少なめ
  • 処方薬 → 体質や状態に合わせて医師が処方し、より適した成分を含む

💡漢方治療を本格的に行うなら、 漢方専門の医師による診察で処方される漢方薬がおすすめです

イライラにおすすめの漢方薬10選

イライラや感情の乱れによく用いられる漢方の写真

※注意事項

  • イライラに用いる漢方薬は、症状や全身状態等によって適切な処方が異なります
  • 特に重症な場合や他の症状を伴う場合は、医師に相談の上、適切な薬を選択してください
  • 西洋薬と同様に副作用があります、独断で服薬する際はご注意ください

イライラに用いられる漢方薬には、患者さんの「証」や体質、症状に応じて選ばれるものがいくつかあります。

以下に代表的な漢方薬を挙げ、それぞれの特徴や適応について簡単に説明します。

抑肝散 - よくかんさん

  • 適応証: 気滞
  • 特徴: イライラ不眠、不安感が強く、神経が高ぶりやすい方に。ストレスを和らげ、心身を穏やかにする効果がある。
  • イライラの状況: 些細なことで怒りやすく、気分の波が激しい。

加味逍遙散 - かみしょうようさん

  • 適応証: 気滞・血虚
  • 特徴: ホルモンバランスの乱れや月経前症候群(PMS)による情緒不安定を改善。血の巡りを促し、ストレスを和らげる。
  • イライラの状況: 生理前や更年期に気分が落ち込み、イライラしやすい。

柴胡加竜骨牡蛎湯 - さいこかりゅうこつぼれいとう

  • 適応証: 気滞
  • 特徴: ストレスや怒りが強く、動悸や不眠を伴う場合に使用。神経を鎮め、精神の高ぶりを抑える。
  • イライラの状況: 怒りっぽく、ストレスで興奮しやすい。

桂枝加竜骨牡蛎湯 - けいしかりゅうこつぼれいとう

  • 適応証: 気虚・血虚
  • 特徴: ストレスによる疲労感が強く、心身が落ち着かない場合に使用。体を温めながら精神を安定させる。
  • イライラの状況: 精神的に不安定で、不安や緊張が続く。

帰脾湯 - きひとう

  • 適応証: 気虚・血虚
  • 特徴: ストレスや疲労からくるイライラ、不眠、食欲不振を改善。気血を補い、心を穏やかにする。
  • イライラの状況: 精神的な疲れが強く、些細なことで落ち込みやすい。

半夏厚朴湯 - はんげこうぼくとう

  • 適応証: 気滞・水滞
  • 特徴: 喉のつかえ感や息苦しさを伴うストレスに効果的。精神の緊張を和らげる作用がある。
  • イライラの状況: 不安やストレスを感じると、喉の違和感や息苦しさが出る。

大柴胡湯 - だいさいことう

  • 適応証: 実証
  • 特徴: 頑固なイライラや怒りが続く場合に使用。便秘を伴うことが多く、体内の熱を冷ます。
  • イライラの状況: 怒りが持続し、周囲と衝突しやすい。

甘麦大棗湯 - かんばくたいそうとう

  • 適応証: 安神剤
  • 特徴: 子どもの夜泣きや情緒不安定な症状に使用。心身の緊張を和らげ、安心感を与える。
  • イライラの状況: 突然泣きたくなったり、情緒が不安定になる。

四逆散 - しぎゃくさん

  • 適応証: 肝気鬱結(かんきうっけつ)
  • 特徴:抑うつ性の神経症状、胸や脇腹の張り
  • イライラの状況: 感情が外に発散されず、鬱積(うっせき)してイライラが募る

温清飲 - うんせいいん

  • 適応証: 血虚・血熱
  • 特徴: 血の不足や血行不良が原因のイライラに。ホルモンバランスを整え、肌のかさつき、冷えの改善にも有効。
  • イライラの状況: 冷えが強く、気分が落ち込みやすい。

当院のオンライン診療の特徴3点

1. 漢方専門の女性医師による安心の診療

木の香往診クリニックのオンライン漢方内科では、漢方専門の女性医師が診療を担当するため、女性特有の症状などに漢方治療を行いたい方にも安心して診察を受けていただけます。

また漢方専門の医師ならではの経験と技術で診療、診断を行い最適な漢方薬を提案します。

漢方は、東洋医学視点の診断で見極めてこそ効果を発揮します

2. プライバシーの保護

オンライン診療は、プライバシーを重視する方にとって理想的な選択です。

当院ではプライバシーを守りながら、体の不調や生活習慣について相談しやすい環境を整えています。

漢方治療では、患者一人ひとりに寄り添った診察を重視し専門的な診察を行っております。

これにより、イライラの原因や体質に応じた最適な治療法を提案いたします。

リラックスした状態で相談できるため、つらい症状のお悩みも安心してご相談ください。

3. 時間と場所を選ばない

オンライン診療は、忙しい日常生活の中でも時間を有効に使えます。通院のための移動時間や費用がかからず自宅等から簡単に受けられるため、忙しい方にとって非常に便利です。

初めてでも簡単!

初心者でも安心!オンライン診療の流れ

当院のオンライン診療では、自宅や会社などからスマートフォンだけで簡単に医師の診察を受けることができます。

ビデオ通話(Zoom)で、医師が症状や、体質、状態等を丁寧に問診します。その後、最適な漢方薬(必要に応じて西洋薬)を提案します。

※受診は、プライバシーが確保されている空間から診察を受けてください

自宅で完結する診療の利便性

オンライン診療は、通院が難しい方や、仕事が忙しい方、子育て中の方、感染対策や花粉症シーズで外出を控えたい方などに最適な選択肢です。

またオンライン薬局「とどくすり」を選択した場合は、処方された漢方薬が送料無料で自宅に配送されるため、時間や移動の負担を大幅に軽減できます。

保険適用で安心!費用の負担を軽減

木の香往診クリニックのオンライン漢方内科では、診察、処方薬ともに健康保険が適用されます。

診察料や薬代が保険適用となるため、経済的な負担を軽減でき安心して受診することが可能です。

イライラ×漢方治療のよくある質問

イライラの症状を漢方治療する際によくある質問を紹介するイラスト(オンライン診療に関する相談にも対応)

Q:漢方薬はいつ飲めばいいですか?

食前に飲むのが一般的ですが、寝る前や、症状が出た時に飲む頓服、月経前~月経期間だけ服薬するなど症状や状態によって異なります。

服薬しやすい方法を確認しながら処方しております。お気軽にご相談ください。

💡飲み忘れたとき:症状が安定するまでは継続服用を推奨していますが、体調が安定していれば漢方薬の飲み忘れは気にしなくて大丈夫です。

Q:どれくらいで効果を実感できますか?

漢方治療は、証(体質)に沿った治療であり、効果が出るまでの期間は個人差がありますが体質や状態に合った漢方薬が服薬できた場合に効果を発揮します。

具体的な期間については、体質やイライラのタイプによりますが、 頓服の場合は30分、3週間程度 で改善を実感する方が多いです。

💡自分に合った漢方薬を服用するために、漢方専門の医師による専門的な診療を受けましょう

※初回の診療で合う漢方薬が見つかる場合や、複数回の診療が必要な場合など個人差があります

Q:子どもは飲めますか?

はい、可能です。

味が良いもの、錠剤を中心に開始します。実際に、「美味しい」と言って飲まれるお子さんが多いです。

年齢は3歳くらいからのお子さんが多いです、お気軽にご相談ください。

Q:妊娠中、授乳中でも飲めますか?

 はい、可能です。ただし、状況によっては飲まない方が良い漢方薬もあります

妊娠中、授乳中、不妊治療中の方など、それぞれに合った処方を行います、受診時に医師にご相談ください。

Q:漢方薬はどのくらい続けるべき?

即効性がある漢方薬もありますが、体質を整えるために一定期間(1~3ヶ月を目安)服薬を続けることが多いです。

具体的な期間については個人差があるため、医師の診断を基に継続期間を決定してください。

💡目安は...飲み忘れても不調を感じなくなるといったころが自然な止めどきの一つです

Q:どんなイライラにも漢方で効果がありますか?

状態や体質、個人差にもよりますが、 慢性的なイライラや血流の滞りによるイライラには特に有効 です。

Q:漢方薬の味や飲みやすさはどんな感じ?

漢方薬は独特の風味があり、飲みづらいと感じる方もいますが、含まれている成分によっては甘みのある飲みやすいものもあるためお子さまでも服用が可能な漢方薬もあります。

しかし、最近では顆粒や錠剤タイプ、カプセルなど、飲みやすい形状も増えています。粉薬や、オブラートに包んで服薬することが苦手な方もお気軽にご相談ください。

Q:オンライン診療の費用はどれくらい?

オンライン診療の費用は、保険適用の3割負担の場合、1,430円(初診のみ2,200円)です。

医療証を使用する場合は、こちらをご確認ください

※診療費用は、2025年3月現在の料金です

Q:副作用はあるの?安全性について知りたい

漢方薬は天然成分(動植物や鉱物)を主成分としていますが、副作用が全くないわけではありません。

そのため安全で、適切な処方を受けるために、必ず医師の診察を受けましょう。

※特に、妊娠中・授乳中や不妊治療中の方、他に服薬中の薬がある方は医師に相談することをオススメいたします

Q:オンライン診療で相談できる内容は?

オンライン診療は便利ですが、直接触診できない等の制限があります。そのため、場合によっては対面診療と併用することをおすすめします。

一部、オンライン診療に適さない症状もありますが、担当の医師がしっかりと対応し、適切な治療法を提案いたします。

まずは、お気軽にご相談ください。

Q:他の治療や西洋薬との併用は可能?

西洋医学の治療と漢方治療を併用することは可能ですが、組み合わせによっては注意が必要な場合もあります。必ず 医師に相談しましょう。

当院の漢方オンライン診療では、必要に応じて漢方薬以外の処方も可能です。

医師に相談しながら進めることで、両方の治療をうまく活用しましょう。

イライラを改善して健康を取り戻そう

相談は、改善の第一歩

イライラは日常生活に支障をきたす症状です。

早めに医師に相談することで、快適な生活を取り戻す第一歩を踏み出しましょう。

スマホだけで受診が可能

当院のオンライン診療は、スマートフォン一つで簡単に予約や診療が完了します。

また、送料・手数料無料でお薬のお届けが可能な処方せん薬宅配サービス「とどくすり」をご利用いただけます。

健康的な毎日を取り戻すために

イライラに悩む日々から解放され、健康的で快適な生活を取り戻すために、今すぐ行動を起こしましょう!

まとめ

当院の特徴

  • 診察、処方薬ともに医療保険適用です
  • 当院では、初診からオンライン診療が可能です
  • 送料・利用料無料の処方せん薬宅配サービスで、薬局に行かずにお薬が届きます
  • 日本東洋医学会 漢方専門医が在籍しています

イライラは、 ストレス・ホルモンバランス・血行不良 などが原因で起こります。

漢方治療では、 「気・血・水」のバランスを整え、体質から改善 することを目指します。

ストレスによるイライラを身体の内側から改善したい方は、お気軽に漢方専門のオンライン診療にご相談ください!

\スマホで受診ができる/

オンライン漢方内科