耳鳴りは漢方で根本ケア!ストレス・加齢に対応する漢方薬10選

現代社会において、耳鳴りは多くの人々が悩まされるつらい症状の一つです。しかし、病院で検査を受けても異常が見つからず、途方に暮れている方も多いのではないでしょうか。
ストレスや生活習慣、環境の変化などが原因となり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。そんな耳鳴りに対する対策として、実は漢方での改善が期待できます。
漢方治療では、耳鳴りの原因を体質や症状から多角的に捉え、根本的な改善を目指します。
この記事では、漢方の観点から耳鳴りの原因や改善方法について詳しくご紹介します。
- 1. 耳鳴りの基礎知識:その仕組みと注意点
- 1.1. 耳鳴りが起こるメカニズム
- 1.2. ストレスや加齢による耳鳴りの特徴
- 1.3. 放置するとどうなる?早期治療の重要性
- 2. 東洋医学から見た耳鳴りの原因と漢方治療
- 2.1. 東洋医学の視点
- 2.2. 耳鳴りに漢方が良い理由
- 3. 耳鳴りの症状に漢方治療が選ばれる理由
- 3.1. 漢方の基本原則「個々に合わせた治療」
- 3.2. 漢方の魅力:心身全体を整える
- 4. 耳鳴りにおすすめの漢方薬
- 4.1. 1. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 4.2. 2. 釣藤散(ちょうとうさん)
- 4.3. 3. 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 4.4. 4. 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 4.5. 5. 六味丸(ろくみがん)
- 4.6. 6. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 4.7. 7. 真武湯(しんぶとう)
- 4.8. 8. 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
- 4.9. 9. 抑肝散(よくかんさん)
- 4.10. 10. 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 5. 市販の漢方薬と処方薬の違い
- 6. 初めてでも安心のオンライン診療
- 6.1.1.1. 初心者でも安心!オンライン診療の流れ
- 6.1.1.2. 自宅で完結する診療の利便性
- 6.1.1.3. 保険適用で安心!費用の負担を軽減
- 7. 当院のオンライン診療の特徴3点
- 7.1.1.1. 1. 漢方専門の女性医師による安心の診療
- 7.1.1.2. 2. プライバシーの保護
- 7.1.1.3. 3. 時間と場所を選ばない
- 8. 耳鳴りに関する疑問にお答えします!
- 8.1. Q:漢方治療はすべての耳鳴りに効くの?
- 8.2. Q:漢方薬はどのくらい続けるべき?
- 8.3. Q:漢方薬の味や飲みやすさはどんな感じ?
- 8.4. Q:オンライン診療の費用はどれくらい?
- 8.5. Q:副作用はあるの?安全性について知りたい
- 8.6. Q:オンライン診療で相談できる内容は?
- 9. 漢方で耳鳴りと向き合うならお気軽にご相談を
- 9.1. 症状の改善を目指して始める第一歩
- 9.2. スマホだけで受診が可能
- 9.3. 健康的な生活を取り戻すために
- 10. まとめ
耳鳴りの基礎知識:その仕組みと注意点
耳鳴りが起こるメカニズム
耳鳴りとは、実際には外部から音がしていないにもかかわらず「音が聞こえる」と感じる症状を指します。多くの場合、「キーン」「ジー」といった音が耳や頭の中で鳴り続けます。これは、耳の中の感覚器官や神経が異常をきたしている場合や、脳が音を誤認識することで起こります。
ストレスや加齢による耳鳴りの特徴
耳鳴りの原因はさまざまですが、特にストレスや加齢によるものが多いです。ストレスは自律神経を乱し、血流の悪化や神経過敏を引き起こすことで耳鳴りにつながります。一方で、加齢による聴覚機能の低下も耳鳴りを引き起こしやすい要因です。
放置するとどうなる?早期治療の重要性
耳鳴りをそのままにしておくと、慢性化してしまうことがあります。また、ストレスがさらに増し、睡眠障害や集中力の低下を招くことも少なくありません。早めの治療で症状を和らげ、日常生活への悪影響を防ぎましょう。
東洋医学から見た耳鳴りの原因と漢方治療

東洋医学の視点
特に、以下のような体質の方に耳鳴りが起こりやすいとされています。
- 血流が悪い(瘀血傾向) → 血の巡りが悪く、耳への栄養供給が滞ることで耳鳴りが発生しやすい。
- 水分バランスの乱れ(水滞) → 体内の余分な水分が排出されにくくなり、耳周りにたまることで耳鳴りや耳閉感が生じる。
- エネルギー不足(気虚) → 疲れやすく、全身の活力が低下することで、耳の機能が弱まり耳鳴りを引き起こす。
耳鳴りに漢方が良い理由
漢方では、 耳鳴りの根本的な原因を改善し、体質を整える ことを目的とします。
西洋医学ではビタミン剤や血流改善薬が使われることが多いですが、漢方では 血流を促し、余分な水分を排出し、体力を補う ことで耳鳴りの改善を目指します。
また西洋薬との違いの一つとして、漢方薬は同じ症状でも処方する薬が異なる場合があります。
当院では、一人ひとりに最適な漢方薬を提案ができるよう漢方専門の医師が経験や知識を活かし東洋医学の視点による診療を行っております。
オンライン診療を活用すれば、自宅や会社などから気軽に漢方治療を受けることが可能です。
耳鳴りの根本改善を目指す方は、ぜひ漢方治療をお試しください。
耳鳴りの症状に漢方治療が選ばれる理由
漢方の基本原則「個々に合わせた治療」
漢方治療の最大の特徴は、「個々の体質や症状に合わせた治療」です。
西洋薬との違いの一つとして、漢方薬は同じ症状でも処方する薬が異なる場合があります。
当院では、一人ひとりに最適な漢方薬を提案ができるよう漢方専門の医師が経験や知識を活かし東洋医学の視点による診療を行っております。
症状の原因は人それぞれ異なるため、標準的な薬が効果を発揮しないケースもあります。漢方は、全身の状態を整えることで根本から症状を改善することを目指します。
耳鳴りの根本改善を目指す方は、お気軽にご相談ください。
漢方の魅力:心身全体を整える
漢方治療は耳鳴りだけでなく、体全体のバランスを整えることを重視します。
例えば、疲労感や睡眠不足、冷え性など、耳鳴りと関連する他の不調も同時に改善を目指せる点が大きな魅力です。
耳鳴りに用いられる漢方薬には、患者さんの状態(症状や体質)に応じて用いるものがいくつかあります。以下に代表的な漢方薬を挙げ、それぞれの特徴や適応について簡単に説明します。
耳鳴りにおすすめの漢方薬

※注意事項
- 耳鳴りに用いる漢方薬は、症状や全身状態等によって適切な処方が異なります
- 特に重症な場合や他の症状を伴う場合は、医師に相談の上、適切な薬を選択してください
- 西洋薬と同様に副作用があります、独断で服薬する際はご注意ください
1. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 適応証: 血虚(けっきょ) – 血の巡りが悪く、肌が乾燥しやすい。顔色が悪く、手足の冷えやむくみを感じる方に。
- 特徴: 冷え性や貧血、月経不順、むくみがある方に。血行を促進し、利尿作用を高めるため、特に女性に用いられることが多い。
- 耳鳴りの状況: 冷えによる血行不良や体内の水分バランスの乱れが原因と考えられる場合。
2. 釣藤散(ちょうとうさん)
- 適応証: 瘀血(おけつ) – 血流が悪く、顔色がくすみやすい。肩こりや頭痛を伴い、めまいが起こりやすい方に。
- 特徴: 頭痛やめまい、耳鳴りに用いられる。血流を改善し、気血の流れを整える。
- 耳鳴りの状況: 頭部の血流障害やストレスによるもの。
3. 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 適応証: 気滞(きたい) – ストレスが多く、イライラしやすい。緊張しやすく、動悸や不眠がある方に。
- 特徴: 不安感や緊張が強く、イライラや動悸を伴う場合に用いる。鎮静作用が期待できる。
- 耳鳴りの状況: ストレスや精神的負担が原因となる場合。
4. 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 適応証: 腎虚(じんきょ) – 年齢による体力低下があり、足腰がだるい。夜間頻尿や冷えを感じる方に。
- 特徴: 加齢による体力低下や、冷えを伴う頻尿・むくみ・耳鳴りに効果的。腎を補い、体を温める。
- 耳鳴りの状況: 加齢症状や腎虚が関与している場合。
5. 六味丸(ろくみがん)
- 適応証: 陰虚(いんきょ) – 体の潤いが不足し、喉が渇きやすい。肌や目が乾燥しやすく、のぼせやすい方に。
- 特徴: 八味地黄丸から附子・桂皮を除いた処方。身体の熱感や乾燥症状に適する。
- 耳鳴りの状況: 腎陰虚による耳鳴りや耳の閉塞感。
6. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 適応証:瘀血(おけつ) – 血行が悪く、顔色がくすみやすい。冷えや肩こりを感じやすい方に。
- 特徴: 血行不良による冷えや肩こり、下腹部痛に適応。血行促進作用がある。
- 耳鳴りの状況: 血行障害が原因の場合。
7. 真武湯(しんぶとう)
- 適応証: 水滞(すいたい) – 体内の余分な水分が滞り、むくみやすい。胃腸が弱く、下痢をしやすい方に。
- 特徴: 冷えやむくみ、めまいを伴う場合に使用。体内の余分な水分を排出し、体を温める。
- 耳鳴りの状況: 水分代謝の異常が関与している場合。
8. 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
- 適応証: 水滞(すいたい) – めまいやふらつきがあり、立ちくらみがしやすい。体内の水分バランスが乱れやすい方に。
- 特徴: めまいやふらつきを伴う耳鳴りに使用。内耳のリンパ液の滞りを改善する作用がある。
- 耳鳴りの状況: 水分代謝異常が原因の耳鳴り。
9. 抑肝散(よくかんさん)
- 適応証: 気滞(きたい) – イライラしやすく、神経が高ぶりやすい。ストレスを感じやすい方に。
- 特徴: イライラや不安、緊張が強い場合に使用。神経の高ぶりを抑える。
- 耳鳴りの状況: 精神的なストレスが関連している場合。
10. 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 適応症: 気滞(きたい) – ストレスを感じやすく、気分が落ち込みやすい。冷えやのぼせがある方に。
- 特徴: ストレスや更年期症状を改善。血行促進作用がある。
- 耳鳴りの状況: ストレスや自律神経の乱れによる耳鳴り。
市販の漢方薬と処方薬の違い
ドラッグストアなどで市販される漢方薬と、病院で医師に処方される漢方薬の違いをご存知でしょうか。
同じように見える市販薬と処方薬ですが、実は明確な違いがあります。
市販の漢方薬と処方薬の違いのひとつは、含まれている生薬の成分量です。
ドラッグストアなどで買える市販の漢方薬は、自己判断で飲むことが多いため効き目よりも安全性を重視し、成分量が50~80%と少なめです。
初めてでも安心のオンライン診療
初心者でも安心!オンライン診療の流れ
当院のオンライン診療では、自宅や会社などからスマートフォンだけで簡単に医師の診察を受けることができます。
ビデオ通話(Zoom)で、医師が症状や全身状態等を丁寧に確認します。その後、最適な漢方薬(必要に応じて西洋薬)を提案します。
※受診は、プライバシーが確保されている空間から診察を受けてください
自宅で完結する診療の利便性
オンライン診療は、通院が難しい方や、仕事が忙しい方、子育て中の方、感染対策や花粉症シーズで外出を控えたい方などに最適な選択肢です。
またオンライン薬局を選択した場合は、処方された漢方薬が送料無料で自宅に配送されるため、時間や移動の負担を大幅に軽減できます。
保険適用で安心!費用の負担を軽減
木の香往診クリニックのオンライン漢方内科では、診察、処方薬ともに健康保険が適用されます。
診察料や薬代が保険適用となるため、経済的な負担を軽減でき安心して受診することが可能です。
当院のオンライン診療の特徴3点
1. 漢方専門の女性医師による安心の診療
木の香往診クリニックのオンライン漢方内科では、漢方専門の女性医師が診療を担当するため、女性特有の症状などに漢方治療を行いたい方にも安心して診察を受けていただけます。
また漢方専門の医師ならではの経験と技術で診療、診断を行い最適な漢方薬を提案します。
2. プライバシーの保護
オンライン診療は、プライバシーを重視する方にとって理想的な選択です。
当院ではプライバシーを守りながら、体の不調や生活習慣について相談しやすい環境を整えています。
リラックスした状態で相談できるため、つらい症状のお悩みも安心してご相談ください。
3. 時間と場所を選ばない
オンライン診療は、忙しい日常生活の中でも時間を有効に使えます。通院のための移動時間や費用がかからず自宅等から簡単に受けられるため、忙しい方にとって非常に便利です。
耳鳴りに関する疑問にお答えします!
Q:漢方治療はすべての耳鳴りに効くの?
漢方治療は、証(体質)に沿った治療であり、体質や状態に合った漢方薬が服薬できた場合に効果を発揮します。
自分に合った漢方薬を服用するために、漢方専門の医師による専門的な診療を行うことをオススメいたします。
※初回の診療で合う漢方薬が見つかる場合や、複数回の診療が必要な場合など個人差があります
Q:漢方薬はどのくらい続けるべき?
漢方薬は、体質改善を目指して継続的に使用することが推奨されます。
通常、1~3ヶ月が目安ですが、医師の診断を基に継続期間を決定してください。
(目安は...飲み忘れても不調を感じなくなるといったころが自然な止めどきの一つです)
Q:漢方薬の味や飲みやすさはどんな感じ?
漢方薬は独特の風味があり、飲みづらいと感じる方もいます。
しかし、最近では顆粒や錠剤タイプ、カプセルなど、飲みやすい形状も増えています。粉薬や、オブラートに包んで服薬することが苦手な方もお気軽にご相談ください。
Q:オンライン診療の費用はどれくらい?
オンライン診療の費用は、保険適用の3割負担の場合、1,430円(初診のみ2,200円)です。
※医療証を使用する場合は、こちらをご確認ください
※診療費用は、2025年2月現在の料金です
Q:副作用はあるの?安全性について知りたい
漢方薬は天然成分(動植物や鉱物)を主成分としていますが、副作用が全くないわけではありません。
そのため安全で、適切な処方を受けるために、必ず医師の診察を受けましょう。
※特に、妊娠中や不妊治療中の方、他に服薬中の薬がある方は医師に相談することをオススメいたします
Q:オンライン診療で相談できる内容は?
オンライン診療は便利ですが、耳の状態を直接確認できない場合もあります。そのため、場合によっては対面診療と併用することをおすすめします。
一部、オンライン診療に適さない症状もありますが、担当の医師がしっかりと対応し、適切な治療法を提案いたします。
まずは、お気軽にご相談ください。
漢方で耳鳴りと向き合うならお気軽にご相談を
症状の改善を目指して始める第一歩
耳鳴りは早期の対処が大切です。オンライン診療なら、症状が軽いうちに相談しやすい点がメリットです。
スマホだけで受診が可能
スマホ一つで簡単に予約や診療が完了します。
また、送料・手数料無料でお薬のお届けが可能な処方せん薬宅配サービス「とどくすり」をご利用いただけます。
健康的な生活を取り戻すために
耳鳴りに悩む日々から解放され、快適な毎日を取り戻すためにまずはお気軽にご相談ください。
まとめ
耳鳴りの改善には、根本的な原因にアプローチすることが大切です。漢方は、体内のバランスを整えることで、持続的な改善を目指すことができます。
自分に合った漢方薬を見つけるためには、漢方専門の医師の診断がおすすめです。
当院のオンライン診療では、漢方専門の女性医師から専門的な診察を保険診療で受けることができます。

本記事は、オンライン診療室 編集部が医療従事者の監修のもと作成・運営しています。
東洋医学の視点から、漢方薬やオンライン診療に関する情報をお届けしております。
\スマホで受診ができる/
オンライン漢方内科
- 医療保険適用
- 全国・初診から受診可能
- 日本東洋医学会認定 漢方専門医 在籍