”冷え”にさよなら!漢方×オンラインで手軽に始めるライフケア

冷え性は、多くの現代人が悩む体質の一つで、特に手足の冷えや体のだるさ、女性特有の不調などを引き起こします。
西洋医学では治療の対象とはみなされない”冷え性”ですが、東洋医学では、治療が必要な状態と捉え、漢方薬を用いた治療を行います。
漢方治療で、冷えの根本原因にアプローチし、体質改善を目指す自然な治療法です。
本記事では、オンライン診療を活用した漢方治療のメリットや、自宅で手軽に受診できる方法について解説します。
当院のオンライン診療は、漢方専門の女性医師が担当する保険診療のため安心してご利用いただけます。
この機会に活用し、冷え性の悩みを解消しましょう。
- 1. 冷え性とは?その原因と症状
- 1.1. 冷えの症状:実は多い?!隠れ冷え症
- 1.2. 冷えを引き起こす主な原因
- 1.3. 放置するとどうなる?冷えの悪影響
- 2. 東洋医学からみた「冷え」とは
- 3. 冷えに漢方治療が選ばれる理由
- 4. 漢方の基本原則:個々に合わせた治療
- 4.1. 漢方の魅力:心身全体を整え、未病も防ぐ
- 5. 漢方に速効性はない?
- 6. 市販の漢方薬と処方薬の違い
- 7. 冷え改善に使われる代表的な漢方薬
- 7.1. 1. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 7.2. 2. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 7.3. 3. 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 7.4. 4. 真武湯(しんぶとう)
- 7.5. 5. 温経湯(うんけいとう)
- 7.6. 6. 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
- 7.7. 7. 人参湯(にんじんとう)
- 7.8. 8. 附子理中湯(ぶしりちゅうとう)
- 7.9. 9. 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 8. 手軽に始められる漢方治療
- 8.1. 初心者でも安心!オンライン診療の流れ
- 8.2. 自宅で完結する診療の利便性
- 8.3. 保険適用で安心!費用の負担を軽減
- 9. 当院のオンライン診療の特徴3点
- 9.1. 1. 漢方専門の女性医師による安心の診療
- 9.1.1.1. 2. プライバシーの保護
- 9.1.1.2. 3. 時間と場所を選ばない
- 10. 冷え×漢方治療に関するよくある質問
- 10.1. Q:漢方薬はいつから効果が感じられる?
- 10.2. Q:漢方薬はどのくらい続けるべき?
- 10.3. Q:漢方薬の味や飲みやすさはどんな感じ?
- 10.4. Q:オンライン診療の費用はどれくらい?
- 10.5. Q:副作用はあるの?安全性について知りたい
- 10.6. Q:オンライン診療で相談できる内容は?
- 10.7. Q:他の治療との併用は可能?
- 11. まとめ
- 11.1. 冷えに悩む日々から解放されよう!
冷え性とは?その原因と症状
冷えの症状:実は多い?!隠れ冷え症
冷えは、手足が冷たい、体の芯まで寒いと感じるなど、さまざまな形で現れます。
特に女性に多く見られる症状で、疲労感や肌トラブル、不眠症の原因にもなります。また全身の血流が悪くなり、代謝の低下や免疫力の低下を引き起こします。
冷えが慢性化すると、冷えている状態が当たり前となってしまい、冷えが自覚できない”隠れ冷え症”も増えています。
冷えを引き起こす主な原因
冷えの主な原因は、「血行不良」「自律神経の乱れ」「筋力低下」などです。
特に、ストレスや生活習慣の乱れ、偏った食生活が冷えを悪化させることがあります。また、冷暖房の影響で体温調節機能が低下する現代生活も一因です。
放置するとどうなる?冷えの悪影響
冷えをそのままにしておくと、月経不順や不妊症、慢性疲労など、女性特有の健康問題に発展する可能性があります。
早めに対処することで、これらのリスクを軽減できます。
慢性化している方も、漢方薬で体質改善を行い冷えを解消しましょう!
東洋医学からみた「冷え」とは

冷えは、「気・血・水」の巡りが滞ることで起こると考えられています。
体を温めるエネルギーである「陽気」が不足すると、手足や内臓が冷たく感じるようになります。
また、「血」が十分に巡らないことで、末端まで熱が行き渡らず、冷えを引き起こすこともあります。
さらに、体内に余分な「水分(湿気)」が溜まると、冷えやむくみを伴う症状が現れます。
東洋医学では、冷えを体全体の不調のサインと捉え、温めるだけでなく、「気・血・水」等のバランスを整えることを重視します。
このアプローチにより、冷えだけでなく関連する疲労感やストレスやホルモンバランスの乱れなども同時に改善を目指すことができます。
冷えに漢方治療が選ばれる理由
漢方の基本原則:個々に合わせた治療
漢方治療の最大の特徴は、「個々の体質や症状に合わせた治療」です。
西洋薬との違いの一つとして、漢方薬は同じ症状でも処方する薬が異なる場合があります。
そのため当院では、一人ひとりに最適な漢方薬を提案ができるよう漢方専門の医師が経験や知識を活かし東洋医学の視点による診療を行っております。
症状の原因は人それぞれ異なるため、標準的な薬が効果を発揮しないケースもありますが、漢方の場合は、全身の状態を整えることで根本から症状を改善することが期待できます。
漢方の魅力:心身全体を整え、未病も防ぐ
漢方治療は冷え症状だけでなく、体全体のバランスを整えることを重視します。
例えば、疲労感や睡眠不足、イライラや便秘など、冷えと関連する他の不調も同時に改善を目指せる点が大きな魅力です。
また、 「未病(みびょう)」=病気ではないが体調がすぐれない状態 に対応できるのも特徴の一つです。
頭痛や冷え、疲れやすさ、肥満など 「なんとなく不調」 を感じる段階から体質を整え、悪化を防ぎ、健康維持や予防にも最適です。
漢方に速効性はない?
漢方薬は体質改善までに時間がかかるというイメージを印象があるのではないでしょうか。
もちろん、そのような効果を持つ漢方もありますが症状や状態に合った漢方の場合、基本的に漢方薬には速効性があります。
早いときは数分、遅くても数か月で効果が実感できるものがほとんどです。(治療が困難な病気の場合等を除く)
漢方治療で目指す体質改善とは
漢方治療は、冷えだけでなく、冷えに関連する疲れやホルモンバランスの乱れはもちろん、からだ全体が改善することを目指します。
自覚している症状を抑えるだけでなく、健康な体質を作ることが漢方治療の目標です。
市販の漢方薬と処方薬の違い
ドラッグストアなどで市販される漢方薬と、病院で医師に処方される漢方薬の違いをご存知でしょうか。
同じように見える市販薬と処方薬ですが、実は明確な違いがあります。
市販の漢方薬と処方薬の違いのひとつは、含まれている生薬の成分量です。
- 市販薬 → 手軽に購入できるが、成分の配合が一般向けに調整されていて50~80%と少なめ
- 処方薬 → 体質や状態に合わせて医師が処方し、より適した成分を含む
💡漢方治療を本格的に行うなら、 漢方専門の医師による診察で処方される漢方薬がおすすめです
冷え改善に使われる代表的な漢方薬

※注意事項
- 冷えに用いる漢方薬は、体質や症状によって適切な処方が異なります
- 特に冷えが重症であったり他の症状を伴う場合は、医師に相談の上、適切な薬を選択してください
- 西洋薬と同様に副作用がありますので独断での服薬の際はご注意ください
冷えに対応する漢方薬は、冷えの原因や体質に応じて選びます。
以下に冷えに適応する代表的な漢方薬を紹介し、その特徴を簡単に説明します。
1. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 適応証: 血虚水滞(けっきょすいたい)
- 特徴: 冷え性、貧血、月経不順、むくみがある方に適応。血行促進と利尿作用があり、特に女性に用いられる。
- 冷えの状況: 血行不良や水分バランスの乱れが原因の場合。
2. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 適応証: お血(おけつ)
- 特徴: 血行不良が原因の冷えや下腹部痛、肩こりに効果的。血流を改善し、体を温める作用がある。
- 冷えの状況: 血流の滞りや月経痛が伴う場合。
3. 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 適応証: 腎陽虚(じんようきょ)
- 特徴: 加齢や腎虚が原因の冷えに適応。体力低下、頻尿、むくみを伴う場合に使用。体を温め、腎を補う。
- 冷えの状況: 手足の冷えや全身的な虚弱感がある場合。
4. 真武湯(しんぶとう)
- 適応証: 水滞(すいたい)
- 特徴: 冷えによるむくみや倦怠感、下痢がある場合に適応。体を温めながら水分代謝を調整する。
- 冷えの状況: 水分代謝異常や冷えが原因の下痢やむくみがある場合。
5. 温経湯(うんけいとう)
- 適応証: 血虚寒証(けっきょかんしょう)
- 特徴: 冷え性や月経不順、不妊症に用いられる。体を温めながら血流を改善する。
- 冷えの状況: 冷えが原因の月経異常や婦人科系の不調がある場合。
6. 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
- 適応証: 風湿寒(ふうしつかん)
- 特徴: 冷えによる関節痛や筋肉のこわばりがある場合に適応。体を温め、湿気を取り除く作用がある。
- 冷えの状況: 冷えと湿気が原因の関節痛やこわばりがある場合。
7. 人参湯(にんじんとう)
- 適応証: 脾胃虚寒(ひいきょかん)
- 特徴: 消化器の虚弱により、冷えや倦怠感、食欲不振がある場合に適応。体を温め、消化機能を高める。
- 冷えの状況: 胃腸虚弱が関与する冷え。
8. 附子理中湯(ぶしりちゅうとう)
- 適応証: 脾腎陽虚(ひじんようきょ)
- 特徴: 強い冷えや腹痛、下痢に適応。体を温める力が強く、陽気を補う。
- 冷えの状況: 極端な冷えや消化器症状が伴う場合。
9. 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 適応証: 気血鬱滞(きけつうったい)
- 特徴: ストレスや更年期障害に伴う冷えやのぼせ、イライラに使用。血行促進と精神安定作用がある。
- 冷えの状況: 精神的ストレスや自律神経の乱れによる冷え。
手軽に始められる漢方治療
初心者でも安心!オンライン診療の流れ
オンライン診療では、自宅や会社などからスマートフォンだけで簡単に医師の診察を受けることができます。
ビデオ通話で、医師が症状や体質を丁寧に確認します。その後、適切な漢方薬(必要に応じて西洋薬)が処方されます。
※受診は、プライバシーが確保されている空間から診察を受けてください
自宅で完結する診療の利便性
オンライン診療は、通院が難しい忙しい方や、子育て中の方、感染対策や花粉症シーズで外出を控えたい方に最適な選択肢です。
オンライン薬局を選択した場合は、処方された漢方薬が送料無料で自宅に配送されるため、時間や移動の負担を大幅に軽減できます。
保険適用で安心!費用の負担を軽減
木の香往診クリニックのオンライン漢方内科では、診察、処方薬ともに健康保険が適用されます。
診察料や薬代が保険適用となるため、経済的な負担を軽減でき安心して受診することが可能です。
当院のオンライン診療の特徴3点
1. 漢方専門の女性医師による安心の診療
木の香往診クリニックのオンライン漢方内科では、漢方専門の女性医師が診療を担当するため、女性特有の症状などに漢方治療を行いたい方にも安心して診察を受けていただけます。
また漢方専門の医師ならではの経験と技術で診療、診断を行い最適な漢方薬を提案します。
2. プライバシーの保護
オンライン診療は、プライバシーを重視する方にとって理想的な選択です。
当院ではプライバシーを守りながら、体の不調や生活習慣について相談しやすい環境を整えています。
漢方治療では、患者一人ひとりに寄り添った診察を重視し専門的な診察を行っております。
これにより、冷えの原因や体質に応じた最適な治療法を提案いたします。
リラックスした状態で相談できるため、つらい症状のお悩みも安心してご相談ください。
3. 時間と場所を選ばない
オンライン診療は、忙しい日常生活の中でも時間を有効に使えます。通院のための移動時間や費用がかからず自宅等から簡単に受けられるため、忙しい方にとって非常に便利です。
冷え×漢方治療に関するよくある質問
Q:漢方薬はいつから効果が感じられる?
効果を感じるまでの期間は、体質や症状によって異なりますが、軽い冷えの場合は数週間で効果が出ることもあります。
一方で、慢性的な冷えや体質改善を目指す場合は、数ヶ月間の服用が必要です。
Q:漢方薬はどのくらい続けるべき?
漢方薬は、体質改善を目指して継続的に使用することが推奨されます。
通常1~3ヶ月が目安ですが、医師の診断を基に継続期間を決定してください。
Q:漢方薬の味や飲みやすさはどんな感じ?
漢方薬は独特の風味があり、飲みづらいと感じる方もいますが、含まれている成分によっては、甘みのある飲みやすいものもあるためお子さまでも服用が可能な漢方薬もあります。
最近では顆粒や錠剤タイプ、カプセルなど、飲みやすい形状も増えています。
粉薬や、オブラートに包んで服薬することが苦手な方もお気軽にご相談ください。
Q:オンライン診療の費用はどれくらい?
当院のオンライン診療費は保険適用の3割負担の場合、1,430円(初診のみ2,200円)です。
医療証を使用する場合は、こちらをご確認ください。
※診療費用は、2025年3月現在の料金です
Q:副作用はあるの?安全性について知りたい
漢方薬は天然成分(動植物や鉱物)を主成分としていますが、副作用が全くないわけではありません。
そのため安全で、適切な処方を受けるために、必ず医師の診察を受けましょう。
※特に、妊娠中・授乳中や不妊治療中の方、他に服薬中の薬がある方は医師に相談することをオススメいたします
Q:オンライン診療で相談できる内容は?
オンライン診療では、冷えの原因や生活習慣、体質について幅広く相談できます。
一部、オンライン診療に適さない症状もありますが、担当の医師がしっかりと対応し、適切な治療法を提案いたします。
Q:他の治療との併用は可能?
西洋医学の治療と漢方治療を併用することは可能です。
当院の漢方オンライン診療では、必要に応じて漢方薬以外の処方も可能です。
医師に相談しながら進めることで、両方の治療をうまく活用しましょう。
まとめ
冷えに悩む日々から解放されよう!
冷えは、放置すると深刻な健康問題につながることがあります。
冷えを改善し、健康的で快適な日々を取り戻しましょう。まずは、オンライン診療で専門の医師に相談することから始めてみましょう。
当院のオンライン診療の流れは、こちらでご確認いただけます。

本記事は、オンライン診療室 編集部が医療従事者の監修のもと作成・運営しています。
東洋医学の視点から、漢方薬やオンライン診療に関する情報をお届けしております。
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